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NORTH

敗北、という二文字を前に立ち止まる


“北”の世界がいかに寒いか

どんなに悲しいか

その孤独感と悲愴感がいま

私の想像を駆け巡る


行く当ても無く

歩き続ける先は

白か黒か

真っ暗やみの中、雪原が広がっている

寒風が吹きながら


天から振りかけられた砂糖

自然の恩恵に私は覆いかかられたい

氷が溶けた時

白夜の街へ

私は行く

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